ウェイクボード初心者のための道具の選び方
ウェイクボードをこれから始める、これから始めたい、そんなウェイクボード初心者の方でまず悩むのが「いったい何を揃えればいいのだろう?」「ボードのサイズはどう選べばいいのだろう?」という疑問を本ページで詳しく解説、そして解決方法をご案内。ウェイクボードに必要なボード、ブーツ、ライフジャケット、ハンドル&ロープの選び方はここでチェック。
※更新日:2024年3月更新
ウェイクボードをこれから始める、これから始めたい、そんなウェイクボード初心者の方でまず悩むのが「いったい何を揃えればいいのだろう?」「ボードのサイズはどう選べばいいのだろう?」という疑問を本ページで詳しく解説、そして解決方法をご案内。ウェイクボードに必要なボード、ブーツ、ライフジャケット、ハンドル&ロープの選び方はここでチェック。
※更新日:2024年3月更新
当たり前ですが、ウェイクボードが上手い人やプロ選手だって、一番最初は同じ様に悩んできました。だから何も恥ずかしい事ではないのですが、聞きにくかったりしますよね。
まず何を買えばいいのか、マリンショップMGSのスタッフに聞いてもらってももちろんしっかりとご案内させていただきますが、忙しくてなかなか時間が取れないという方は、是非こちらのページをチェックしてみてください。
※本ページで紹介するウェイクボードギアはマリンショップMGS直営の通販サイト(mgs72.me)にてご購入いただけます。
1. ウェイクボードギアについて
1-a. ウェイクボードの種類・選び方
1-a1. ボードの種類について
1-a2. 形状(ロッカー)について
1-a3. 形状(ベース)について
1-a4. フィンについて
1-a5. 選び方・サイズについて
1-b. ブーツの種類・選び方
1-b1. ブーツの種類について
1-b2. ブーツのシステムについて
1-b3. 選び方について
1-c. ハンドル・ロープの種類
1-c1. ハンドルの種類について
1-c2. ロープの種類について
1-c3. ハンドル&ロープセットについて
1-d. ウェイクボードギアの豆知識
2. ライフジャケットについて
2-a. ライフジャケットの種類・選び方
2-a1. ライフジャケットの浮力について
2-a2. ライフジャケットの素材について
2-a3. ライフジャケットの機動性について
2-a4. ライフジャケットの選び方について
3. ブランド毎の紹介
3-a1. HYPERLITE(ハイパーライト)
3-a2. Liquid Force(リキッドフォース)
3-a3. O’Brien(オブライエン)
3-a4. RONIX(ロニックス)
それではウェイクボード初心者の方のために、分かり易くウェイクボードギア(道具)の選び方をご紹介していきたいと思います。
まずはどれがどの道具なのかを次の様に簡単に覚えておきましょう。
【ウェイクボード】一番大事な“板”の事
【ブーツ】ウェイクボード専用の履物
※ブランドによってはビンディング、バインディングの名称を使用しています
【ライフジャケット】ウェイクボードをする時に着る救命胴衣
それでは、それぞれの種類の説明や選び方を見ていきましょう。
ウェイクサーフィンにおける最も重要なメインアイテムのウェイクサーフィンボード。近年では用途や目的、滑りたいスタイルによって様々な形状や機能などが搭載されたボードが登場しており、その種類は多様化しています。まずは自分が何をしたいのか?そこを見極めてベストなボードをチョイスしましょう。
ウェイクボードは大きく分けると様々なシリーズ(板の構造・設計)があります。代表的なもので言うと次のシリーズがあります。
ウェイクボードを床に置いて、横から見たときの形状には 色々なパターンがあります。形状によって乗り味や適したライディングスタイルも変わってきます。
ウェイクボード裏面の形状にも様々なパターンがあります。ロッカーと同じようにそのパターンによって乗り味が異なります。
フィンはウェイクボードの直進安定性や操作性を確保するために付いています。取り付け位置によって操作性能が大きく変わります。代表的なセットスタイルでいうと次の3スタイルがあります。
ウェイクボードはシリーズ(板の構造・設計)や形状(ロッカー・ベース)、そしてフィンなどなど、使用の用途によって選ぶポイントが変わってきます。はじめのうちはオールラウンドで使用できるセンターフィンが採用されたコンティニュアスロッカーのボードを選び、楽しみながらウェイクボードの扱い方を覚えていくのがよいでしょう。
大切なのはウェイクボードの浮力(許容重量)。体重、もしくは体重の±5~15kgが目安と言われています。ほとんどのウェイクボードブランドが各モデルに『推奨ライダー重量』を設けています。
推奨ライダー重量が大きいボードは「浮力が欲しい、高く飛びたい」という人におすすめ。
推奨ライダー重量が小さいボードは操作性が高く、トリック重視の人に向いています。
初心者の人は適正のサイズを選ぶことをおすすめします。
複数人での使用を考えている場合、無難なのはグループの中で最も体重がある人に合わせボードを選ぶ方法です。
理由は体の大きさ問わず、小さなボードよりも大きいボードを使用したほうがスタートが楽になるからです。
ただし、グループ内での体重差が30kgもある場合は浮力の関係だけでなく、ブーツの設置箇所の問題も出てくるので小さいサイズと大きいサイズを1枚ずつ持っておくことをおすすめします。
体重 | サイズ |
~45kg | ~130cm |
40~68kg | 130~134cm |
58~81kg | 135~139cm |
77~113kg | 140~144cm |
90kg~ | ~144cm |
ブーツはウェイクボードのハードグッズの中で唯一直接体に触れるもの。履き心地、締め方、ソールなどの履き心地に関わる部分から反応性や硬さなど、ウェイクボードの操作性に大きく影響するギアです。自分にあったブーツを選べれば自然と滑走時間も長くなり、快適にスノーボードを楽しむことができます。
ウェイクボードブーツは大きく分けて2タイプあります。
足にしっかりとフィットさせて使用することを目的とした靴型のクローズトゥ。脱着性よりもフィット性と操作性を重視しており使用する人の思う通りにボードをコントロールすることが可能です。
柔軟性に優れたフィット感と脱着性に優れたサンダル型のオープントゥ。フィット性と操作性よりも脱着性とサイズ調整幅を重視しています。初心者の人やグループでの使用を考えている人におすすめです。
ウェイクボードブーツのシステムは大きく分けて2タイプあります。
最もオーソドックスなタイプ。慣れない初心者や女性の方はブーツをきつく縛るのに時間と労力がかかりますが、慣れてくると自分の好きなようにきつさを調整でき、万がーひもが切れてもすぐに交換できます。
フィット感と楽に締められることを両立させたのがベルクロ(ベルトクローズ)タイプ。ブーツについたベルトを真上に引っ張ることで、各箇所が締まっていきます。素早くブーツを脱着することができます。
ブーツ(ビンディングと呼ばれる場合もあります)は唯一直接身体に触れるギアなので、ウェイクボードギア選び方の中でも最も大切です。ボードは多少自分に合わなくても、滑っているうちに少しずつ慣れてきます。しかしブーツがちゃんとフィットしたものではないとズレてしまったり、足が痛くなったりします。そしてそれは時間が経ってもそのままです。なので、しっかりと自分に合ったブーツを選びましょう。また、『自分にフィットした、履き心地のよいブーツをチョイスできれば、それだけ快適に滑れる時間が長くなり、上手くなるのが早い』とよく言われています。
つま先を伸ばした時に、ブーツに当たるか当たらないかくらいがベスト。また、かかとが浮いたり左右に動いたりしないか?足が圧迫されすぎていないかも確認。
つま先を伸ばした時に、フットベッドからつま先が出ていないのが理想。シューレースやベルクロを引っ張る前から足が圧迫されていないかも確認。
脱着が最も楽なオープントゥブーツが初心者には便利でおすすめです。
ウェイクボードをする時、ボートとライダーを繋ぐ重要なアイテム、それが「ハンドル」と「ロープ」です。ロープは「メインライン」や「ロープ」と表現されることもあります。
ボートの大きなパワーを受け取るための唯一のギアがハンドルです。どんなに大きなジャンプをしてもハンドルが手から離れてしまっては意味がありません。自分の癖や好みに見つけ、手に合ったハンドルを選びましょう。
ハンドルのグリップ(握る部分)に使用される素材は様々です。素材によって硬さやグリップ力、そして耐久性が全く異なります。
ラバー(ゴム)でコーティングしたグリップ。握り心地やグリップ力よりも耐久性を重視しています。
弾力があり、軽量で劣化しにくい素材、EVAでコーティングされたグリップ。耐久性よりも握り心地を重視しています。グリップを握り慣れていない初心者や子どもや女性を対象に開発されていることが多い傾向にあります。
スウェードを巻いたEVAでコーティングされたグリップ。EVAが持つ弾力性・軽量性とスウェードが持つグリップ力が得られます。耐久性よりもグリップ力と握り心地を重視しています。
上記のような特性からスウェードグリップを好むプロが多く、様々なグリップサイズがあるのも魅力の1つです。
EVAをマイクロファイバーでコーティングしたグリップ。スウェードグリップと似た特徴を持っており、耐久性よりもグリップ力と握り心地を重視しています。
マイクロファイバーの特性上、触り心地が非常に滑らかです。
ボートの大きなパワーをハンドルに繋ぐギアがロープです。ロープといっても様々な種類(素材)があります。ロープの種類による違いは大きく、大袈裟に思われるかもしれませんが、上手になりたいなら「ボード」を買い換える前に「ロープ」を見直すべきだ、というプロライダーもいるほど。
自分に必要なロープはどの種類なのか?そこを見極めてベストなロープをチョイスしましょう。
ウェイクボードに使用するロープの種類(素材)は大きく分けて大きく分けて5つあります。
ロープの説明でよく使われる「使い勝手が良い」という言葉は『ロープの絡まりにくさ』、『ロープが水面にしっかりと浮き視認性に問題がないか』、そして『ロープが巻きやすいか』の3つが集約されています。
PP/PEロープは他のロープより2~3%ほど伸縮することが特徴です。特徴でありデメリットでもある伸縮性ですが、伸縮があることによりボートが受ける衝撃を吸収してくれるためメリットともなりえます。伸縮性のことからウェイクボード初心者やグループで利用される方にオススメです。
ワイヤーのように強度があり一切の伸縮性がありません。ねじれ、海水等に強く、耐候性に優れていることがダイニーマロープの特徴です。
鋼の10倍の強度を持つロープがスペクトラです。一番の特徴はその軽さにあり、CFSロープが登場するまではウェイクボード用ロープの中で最も軽量の材質でした。伸縮しないのはもちろんのこと、スペクトラロープは他のロープに比べて丈夫に作られています。
使い勝手がよくカラーバリエーション豊富なロープ、それがコーティングロープです。このロープのベースにはダイニーマ、もしくはスペクトラロープが使用されており他のロープと比べねじれにくく、強度があります。コーティング素材にはPU(ポリウレタン)やPVC(塩ビ)、もしくはシリコンが使用されています。PUとPVCの特徴は表面が滑らかなことです。シリコンは浮力性を持っていることが特徴です。
現時点で最も使い勝手がよく世界中のウェイクボーダーから支持されるロープ。
CFSロープはコーティングロープの欠点であった耐熱・耐候・耐久性・軽量性の全てを改善した革命児とも呼べるロープです。
※NASF(ニューエイジスペクトラフュージョン)とも呼ばれています
ウェイクボードで使用するハンドルやロープを探そうとすると何十種類もの商品がでてきます。それぞれが単品で売られていたり、セットで売られていたりします。ここで毎年多くの方からご質問いただく内容を2つ紹介致します。
Q1. ハンドル&ロープセットって単品でしか売っていない商品より品質は劣るの?
A1. 正直なところ、劣りません。何ならセット商品はすごくお得です!※各メーカー、品質に合わせた価格設定で販売しています
数年前までは大手メーカーの高品質なハンドル、そしてロープは別々に売られていることがほとんどでした。が、2020年頃から大手を含むほとんどのメーカーが高品質な商品をセット商品として販売するようになりました。
Q2. ハンドルとロープ、それぞれを別々に買うメリットは?
A1. 単品売りでしか手に入らないカラー・デザインがあります!
ほとんどのメーカーがセット売りしている商品はカラーバリエーションが少ない傾向にあります。そのため、自分だけのハンドル&ロープセットを組みたい!という人には単品でのご購入をおすすめいたします。
ウェイクボードギアについて知っておきたい豆知識をいくつか紹介します。
ウェイクボードのインサート(ネジ穴の間隔)は6インチと8インチの2種類があります。
ビンディングも同じでプレートサイズが6インチタイプのものと8インチタイプのものがあります。
どちらも取り付けはできますが、下記の組み合わせではすべての穴位置に適合させることができません。
・8インチ用ボードに6インチ用ビンディングをセット
・6インチ用ボードに8インチ用ビンディングをセット
そのため足幅にこだわる方は同じインチサイズのボードとビンディングをセットとしてご使用下さい。
ウェイクボードのネジ穴にはインチネジとミリネジの2種類があります。2013年以降、多くのメーカーがインチネジの採用を中止しミリネジを採用するようになりました。
ビンディングも同じで付属のネジがインチからミリに変更となりました。ウェイクボードやビンディングを購入する際はネジ穴の形式と付属するネジがインチなのかミリなのかを確認し購入することをおすすめします。
ウェイクボードのフィンは本ページで紹介しているスタイルだけでなく、サイズの種類も様々です。
自分が思う乗り心地を得られれないためボードを買い替える人が多くいますが、ボードを乗り換える前にボードに付いているフィンを見直しましょう!
『インサート確認は大丈夫?』でも紹介しているとおりウェイクボードのインサート(ネジ穴の間隔)に6インチと8インチの2種類があるようにビンディングのプレートサイズは6インチと8インチの2種類があります。取り付けること自体はできます、が、8インチ用ボードに6インチ用ビンディングでのセットや、6インチ用ボードに8インチ用ボードをセットした場合には、全てのネジ穴位置に適合させることができないため、足幅にこだわる方は同じインチサイズのボードとビンディングをセットしてご使用下さい。
ウェイクボードのインサート(ネジ穴の間隔)に6インチと8インチの2種類があるようにビンディングのプレートサイズは6インチと8インチの2種類があります。取り付けること自体はできます、が、8インチ用ボードに6インチ用ビンディングでのセットや、6インチ用ボードに8インチ用ボードをセットした場合には、全てのネジ穴位置に適合させることができないため、足幅にこだわる方は同じインチサイズのボードとビンディングをセットしてご使用下さい。
では、下記のような場合どうすればいいのでしょうか?
・インチインサートのボードを使用していてブーツだけ買い替えることになったがミリネジが付属するブーツしかない!
・ミリインサートのボードを使用していてブーツだけ買い替えることになったがインチネジが付属するブーツしかない!
ウェイクボードのインサートを取り換えることはできませんが、ブーツのネジをミリからインチ、もしくはインチからミリに変更することはできます。マリンショップMGSではブーツに使用できるインチとミリネジを手ネジ・ナベネジ共にご用意しております。
ウェイクボードのスタンス幅、そしてウェイクボードブーツの角度を決めるというのは、プロなどではない限り何年ウェイクボードをやっていても考えさせられてしまうもの。まして、初心者の方からするとチンプンカンプンな内容そのもの。ウェイクボードを実際にしている知識があるスタッフがいる店舗でウェイクボードとブーツを購入するのではあればその場で付けてもらえるので困ることはないと思います。ですが、当ストアをご利用いただいているお客様や通販サイトで購入し自分で取り付けられる方も少なくありません。
そこで、「そもそも何を持って正しいスタンス幅、角度と言うのだろう?」という質問の回答を当ストアにて取り扱っているブランド、n。Name(ノーネーム)のチームライダー達が答えてくれたので参考にしてみてください。
おいおい、正しいスタンスがないってことはないだろう!と言いたくなると思われるかもしれんませんが、そうなんです。正しいスタンス幅なんてないんです。というのも、人によって踏ん張れる、安心できる、心地の良いスタンス幅は異なります。
では、どのようにスタンスを決めればいいのか。ライダーから上がった意見で多かったのが下記の2つ。
・肩幅より少し広め
・ジャンプして踏ん張れると思う体制で着地する。
すべて曖昧なようですが、全て正解なんです。なぜなら、スタンスの決め方もその人次第だからです。最も多かった意見が1つ目の肩幅を参考にしたスタンス幅の決め方でした。そこで肩幅より狭め、広めにした場合の違いとメリット・デメリットをご紹介します。
電車の中で安定して立っているためには、足の幅を広く取るのがいいでしょう。それと同じで、ウェイクボードでもスタンスを広く取ると、滑っているときの揺れなどに強くなり安定するようになります。その一方、スタンスを広く取ることで膝への余裕が少なくなり、膝の負担が増えます。
膝に余裕がある分、荒れた水面でも膝のクッションをうまく使って滑ることができるようになります。また、ターンなどがしやすくなるのが特徴です。その一方、スタンスが狭い分踏ん張りが効きづらくなります。穏やかな面での滑りやターンに強いので、初心者にオススメです。
2010年以降、ブーツプレートに角度が表記されていないウェイクボードブーツは見なくなりました。
ブランドにより異なりますが0°〜20°ぐらいまで調整できるようになっています。スタンス幅の決め方についてはライダーにより異なったわけですが、角度についてはチームライダーの全員が「10°以上のダックスタンス(左右対称)」で始めてみると良いという意見でした。
なぜ、10°以上のダックスタンス(左右対称)なのかを詳しく説明していきます。
Q. なんでビンディングの角度は10°以上でダックスタンス(左
A. 肩幅以上に足を広げた場合は足先をまっすぐにした状態(0°)よりもガニ股(10°以上)のほうが膝が自然に曲がりやすく、安定するからです。波の外に出て滑ることが出来る人におすすめします。
スノーボードをされる方、特にカービングを楽しまれる方は10°以上の角度でのセッティングと聞くと違和感を覚えるでしょう。左右対称のダックスタンスと聞くとなおさらだと思います。
ウェイクボードではなぜ10°以上の角度をつけ、左右対称のスタンスにすることがおすすめなのか。理由はいくつかあります。
その1. ウェイクボードはスノーボードと違い、「ボードのしなり、ねじれを利用したカービング」をすることが基本ありません。というのも、ボードに使われる素材が全く違うからです。スノーボードの多くは「しなり」がありますが、ウェイクボードの多くはほとんど「しならない」ように作られています。そのため、ウェイクボードで左右に移動する時ははつま先、もしくはかかとに体重を乗せ身体をその方向へ倒します。
その2. ウェイクボードは水面の上を滑るスポーツです。圧雪された雪などとは違い常に不安定な面で滑らなければいけないため、安定しやすいスタンスが求められます。
その3. 最後はスタイルの話になりますが、ウェイクボードは基本、船の曳き波を利用しジャンプをするスポーツです。スノーボードで例えると「フリースタイル」に似ています。そのこともあり、フェイキー、スイッチで滑ることもあります。そのため、レギュラー・グーフィーのどちらで滑っても安定する左右対称のスタンスがおすすめされています。
『スタンス幅と角度の決め方』を読んでもよく分からない、実際にセットしたウェイクボードを見たい!という意見が多かったので使用者のレベル別に合わせたブーツのセッティングをご紹介します。『スタンス幅と角度の決め方』で記載しているスタンス幅のことをしっかりと理解した上で下記のセッティングを参考にしてみてください。
スタートしてもすぐにこけてしまう、まっすぐ滑ることは出来るけど思い通りに左右に移動できない、左右に移動することは出来るが波の外にはいけないという人たちにおすすめのセッティングです。
ポイント:進行方向から見て前のビンディング・ブーツのつま先が進行方向を向くようにします。後ろのブーツはつま先が真っ直ぐ、もしくは若干角度をつけた後ろ向きに設置しましょう。
波の外に出ることが出来る、ジャンプの練習をしている、フェイキー、スイッチの練習をしているという人たちにおすすめのセッティングです。
ポイント:ビンディング・ブーツの角度を左右対称にします。左右対称にすることによりフェイキー、スイッチスタンスで滑ることが楽になります。また、ボードの端(ノーズ・テール)からビンディング・ブーツまでの距離が均等になるように設置することをおすすめします。
自分に滑りに合ったロープの長さを見つける、これはウェイクボードをする人であれば誰しもが一度は悩む内容です。下記にロープの長さの調整方法を記載していますが、これは2ウェイキ(2つの波を飛び越すこと)が出来るようになるまでの内容となります。滑りやすさに関してはロープの長さを変えても大きく変わりません。※55~65フィート内であれば
STEP 1:安定して滑り、左右に行くことが出来るようになるまでは①の白い波が立つ場所で練習することをおすすめします。この場所は波の幅も広く左右に行く練習などをするにはもってこいです。
STEP 2:ある程度、自分が思うように滑ることが出来るようになれば①と②の間で練習しましょう。波の外に出ても安定して滑れるようになるまで練習しましょう。
STEP 3:どの場所にいても安定して滑れるようになればいよいよ次はジャンプです。STEP 2と同じように①、②の間で1ウェイキの練習をしましょう。
STEP 4:1ウェイキができるようになれば次は2ウェイキです。ここで初めてセクションを利用しロープの長さを調整します。2ウェイキをしたいけど、波の手前に着地してしまう場合は1セクション短くしてみましょう。
番外編:ジャンプをする上でロープを長くすることのメリットとはロープを長くなることで左右に動ける幅が広がるため、スピードのあるターンやエッジをかけることができます。そのため、ジャンプの高さや飛距離が伸びます。「大きく、派手に見せたい!」という方は普段滑っている長さからもう1セクション長くしてみてもいいかもしれません。
ウェイクボードをする際に着るライフジャケットで大事なのが、その浮力と素材、そして機動性になります。これらを理解した上で、さらに自分好みのデザインのライフジャケットを選んで、ウェイクボードを楽しみましょう。
ウェイクボードを安全に楽しむ上で大事になってくるのがライフジャケットの浮力になります。その浮力を選ぶ際の大事なポイントが「規格」「承認マーク」というポイントになります。
当ストアでは、信頼あるライフジャケットの着用を推奨しています。この「信頼あるライフジャケット」の基準としては、規格をクリアし公的機関から承認を受けているライフジャケットとなります。これらは、製品の性能について製造元だけでなく、第三者機関が性能鑑定を行い承認しているものであり、その信頼性が担保されています。つまり、水遊びを楽しむ誰もが安心して購入出来るライフジャケットとも言えます。
平成30年2月より船に乗る際には着用の義務が設定されたライフジャケット。こちらは各国で規格があります。
日本においては公的機関の認証を受けたライフジャケットは以下のものがあります。
各認証機関の厳密な試験をクリアしたライフジャケットには必ずマークが印字されています。購入するライフジャケットがどのタイプの認証を受け、どのマークが印字されているのかをしっかりと確認してください。
ライフジャケットに使われる素材は大きく分けると布地で出来た「ナイロン」タイプと、ウェットスーツなどによく使用される素材「ネオプレーン」タイプに分かれます。
マリンスポーツ用のライフベストには大きく分けて2種類のタイプがあります。一つは浮くことを重視した国土交通省認定品:桜マーク/USCG:ULマーク、もう一つは動きやすさを重視したコンプベスト(コンペティションベスト)と呼ばれるライフベストです。
それぞれのライフベストが持つ特徴を理解し、どちらのタイプを購入すべきなのかをきちんと把握しましょう。
ライフジャケットを探しているとメーカー、ブランド毎に様々なサイズ展開があると思います。Sサイズ、Mサイズと1サイズ間隔のモノからS/M、L/XL、もしくはフリーサイズといったざっくりとしたモノと本当に幅広くあります。
もし、自分用のライフジャケットを探しているのであれば身体にぴったりと合う物を購入するようにしましょう。友達やグループで使うことを考えているのであればフリーサイズを選ぶといいでしょう。
さて、ライフジャケットのサイズの見方はどう見ればいいのでしょうか。ライフジャケットの多くが胸囲を基本としたサイズ表記を記載しています。当店では基本、すべてのライフジャケットに胸囲をベースとしたサイズをcmで表記しております。※例:S(71~81cm)
例外もあり、子ども用のライフジャケットなどは着用する人の体重を基本としたkgで表記しています。
マリンショップMGSではウェイクボード用品やトーイングチューブ、そしてバナナボードなどを通販・販売だけでなく、スタッフが「水遊びを楽しみたい方」からのご相談などにも乗らせていただいております。
「自分用のウェイクボードが欲しいけど詳しい人の話をちゃんと聞いてみたい!」といったようなご要望があれば是非、実店舗までお越しください!
〒559-0034
大阪府大阪市住之江区南港北2-1-10
ATC ITM棟 3F D-4
TEL:06−6615−5513