ウェイクサーフィンって何?どういうスポーツ?
「ウェイクサーフィン」は、ボートが走った後ろにできる「曳き波」を利用して遊ぶウォータースポーツです。 通常のサーフィンとは違って波待ちをする必要がなく、いつでも一定の波を立てることができるので、サーフィン初心者の練習にはもってこい。 中級者・上級者のトリックの練習にも使われ、最近では体験できる場所も広がっています。
また、ウェイクボードや水上スキーなどと違ってスピードを出して遊ぶスポーツではないため、小さい子供から女性まで誰でも楽しめるのも魅力の1つです。
※ウェイクサーフィンをする上で絶対に守ってほしいこと※
最も大事なことはどのレベルの人においても、ウォータースポーツ用の船で楽しむこと。なぜなら、ウォータースポーツ用の船はプロペラに人が接触しないよう安全に設計されており、初心者でも安心して楽しむことができるようになっています。ウォータースポーツ用以外の船はプロペラが船後部にむき出しになっているもの(船外機など)があり、万が一接触すれば重大な事故に繋がる恐れがあるので必ず確認するようにしてください。
サーフボードの名称とそれぞれの特徴
ウェイクサーフィン用のサーフボード・スキムボードは、色々な箇所に特徴があり、様々なサイズや種類のものがあります。サーフボードの特徴を表す名称を覚えると共に自分に合ったサーフボードを探しましょう。
長さだけで選ぶと失敗する!?ウェイクサーフィン用ボードの選び方
ウェイクサーフィン用サーフボードの特徴は海で使用するサーフボードよりも遥かに短いことです。スキムボードなら更に短くなります。さて、マイボードを探している時、どの指標を参考にすればいいのでしょうか?
正確には正解がありません。メーカーやブランド毎にボードの長さ、幅、厚みがそれぞれ異なるからです。そのため、多くのメーカーやブランドは全てのボードに「適正身長」という指標を設けています。また、ボードには「適正体重」という指標もあるのでそれらの指標を参考にマイボードを探してみてください。
適正身長別に探す
身長が150㎝以上の人にオススメのボード
適正身長が150cm以上のボード一覧身長が160㎝以上の人にオススメのボード
適正身長が160cm以上のボード一覧身長が170㎝以上の人にオススメのボード
適正身長が170cm以上のボード一覧身長が180㎝以上の人にオススメのボード
適正身長が180cm以上のボード一覧適正体重別に探す
体重が85kg以下の人にオススメのボード
適正体重が85kg以下のボード一覧体重が95kg以下の人にオススメのボード
適正体重が95kg以下のボード一覧体重が110kg以下の人にオススメのボード
適正体重が110kg以下のボード一覧体重が100kg以上の人にオススメのボード
適正体重が100kg以上のボード一覧ボードの形状やレールの違いを知ろう!
ウェイクサーフィン用サーフボード・スキムボードの形状は海用のボードと同じで1枚1枚異なります。箇所によってはデザイン性が優先されていたり、性能が大きく変わったりします。サーフボードとスキムボードのノーズ、幅、厚み、テール、そしてレールの形状の違いについて詳しく説明します。
ノーズ(サーフボードの先端部分)
一般的には先が鋭く尖っているのが通常です。ライディングの取り回しを楽にするためですが、先端部分自体はあくまでもデザイン性が強く、あまり意味はありません。
先端より1ft(30㎝)辺りがどのような形状になっているかで性能が変わってきます。先が丸いラウンドノーズなど、ボードの前にボリュームがあることで浮力が増してテイクオフが早くなり、直進性に優れます。
幅(サーフボードの横の長さ)
基本的に横幅があることでサーフボード自体が安定しますが、波のフェイスが整っていない場合など波面の凸凹を拾ってしまい、直進性が不安定になる要素もあります。
細いとターンの切り返しがスムーズですが、初心者はバランスを失いやすくなります。
厚み(サーフボードの一番厚みのある部分)
厚みが増すことで浮力が強くなり、パドルやテイクオフは早く楽になります。しかし、スピードをコントロールできる技量を持ち合わせていないと、思った以上に加速してしまいバランスを失いやすくなります。
薄過ぎるボードはコントロール性は優れてもスピードが出にくいのが特徴です。
テール(サーフボードの後部分)
テール部分は波面に入れたり、出したりするコントロール部分になります。テール形状でターン性能やドライブ感が大きく変わってきます。
テールデザインは様々なタイプがありますので自分に合ったテールを選びましょう。また、テール付近の幅が広いか狭いかによって性能が変わります、幅が広ければ小さな波のパワーも拾ってスピードのあるターンを可能にし、幅が狭ければ大きな波でもスムーズなターンを可能にします。
ラウンドスクエアテール
最も多く採用されている形状で素早いターンやドライブの効いた大きなターンを可能にしてくれます。
ダイアモンドテール
スクエアとラウンドをあわせたような形状ダイアモンドテールは、スクエアより、レールエリアを短くすることで、トップターンの際にボードの反応が増します。ただし、ラウンドピンのようにセンターがポイントになっているので、波のボトムではボードは安定するようになっています。
ラウンドスワローテール
スワローテールは幅が広いボードでも回転性を失なうことなく、素早いターンを可能してくれます。
ラウンドテール
スワローに比べ、ターン時のコントロールがスムーズになり、カービングターンに適しています。サイズの小さい波でも比較的に回転性が高いテール形状です。
レール(サーフボードの横側エッジ部分)
このレールはテール部分と同じようにを波面に入れたり、出したりするコントロール部分になります。全体的に丸みのあるフルソフトレーやエッジの尖ったハードレール、フルレールとハードレールを足して2で割ったようなブレンドレールなど、波質や脚力などによってレール形状の好みは分かれます。レールが厚いと波に対する反発が大きいためスピードを得られやすい反面、抑える抵抗が大きくなるので体重や脚力が必要になります。薄いとレールを入れやすいのですがスピードを得られないことになります。浮力や反発力と同時にコントロール性を考えてレール形状を考えれるとベストでしょう。
取り付けれるフィンの枚数はボードによって違う!
フィンはサーフボードのテール寄りボトム面に取り付けられる舵の役目をするものの名称です。このフィンによってサーフボードは直進する安定感や左右へ進路を変更する方向性を決めることが可能になります。
フィンの数で呼び名が変わり、1枚はシングル、2枚はツイン、3枚はスラスター、4枚はクアッド、5枚はファイブと呼ばれています。フィンは、FCSやFCS2、フューチャーフィンなどの取り外し可能タイプのフィンが主流となっています。
フィンを何枚取り付けるのかで滑りやすさ、ライディングスタイルが大きく変わってきますので、自分に合ったタイプを見つけてください。
シングルフィン
ボードの真ん中に1枚のみフィンがついているシングルフィンは、直進するための安定感に優れ、大きなラインで波に乗るロングボードに向いています。
ツインフィン
ボードの左右にフィンが1枚ずつ付いているツインフィンは回転性に優れ、クイックなターンを可能にする反面、センターフィンが無いため直進する安定性に欠けてしまいます。
スラスターフィン
真ん中の1枚と左右の2枚を合わせて3枚になるスラスターフィンは、シングルフィンの直進性とツインフィンの回転性を併せ持ち、人気のフィンの1つです。
クアッドフィン(クワッドともいう)
左右にフィンが2枚ずつ付いているクアッドフィンは、細かいターンもしやすく、横に走る加速性に優れ、厚い波でもスピードつけてターンすることが可能になります。スラスター同様、最もポピュラーなフィンの1つです。
ファイブフィン
1つのボードでスラスターとクアッドの2通りのフィンセッティングが楽しめる構造になっているのがファイブフィンの特徴です。もちろん、フィンを5枚取り付けても問題ないのですが、一般的にはトライ、もしくはクワッドのどちらかで利用します。
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